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石臼の電動化   クリックで拡大可能な画像もあります。
旨い高遠そばを打つには、おいしいそば粉が必要です。電動石臼も持ってはいますが、臼の材質がとても堅く思うような目立てができません。思いどおりのそば粉を碾きたい!そこで、手碾き用のやわらかい石臼を使って電動化に挑戦してみました。
心臓部のギヤモータはオークションで約6千円、石臼は約7千円、シャフトが5千円、総額3万円程度で完成。

この電動石臼の特徴は

@構造にはパイン集成材と溝付き柱を利用。工作自体は簡単ですが、モータまわりの強度が不足気味なのが欠点。
Aモータはnisseiの200Wギヤモータ、1/200のギア付きで8.6回転/分。これを4インチと2.5インチのBプーリで増速します。結果石臼は約12回転/分程度。
B玄そばの供給は、ホッパーとの間隙を調整して行います。構造が単純で信頼性も高い。ボルトがホッパーの玄そばをかき混ぜるように、多少偏芯回転させます。
C石臼から上は単に乗っているだけなのでメンテナンスが簡単。
Dタイマーには、靴乾燥機を使用。かなり古い筐体なので雰囲気がいいでしょ。
E金属加工がとても少ないので、手軽に自作できる。プーリ加工とシャフトの穴開けだけは、知人に依頼しました。
Fシャフト下部にスラストベアリングを入れてシャフトの高さ調整が可能。比較的簡単に石臼の換装ができます。
G玄そば供給調整部には水道配管の部品を使用。すべてホームセンターで手に入ります。
Hシャフトの径は20mm。30cmの石臼には十分です。
Iホッパーはプラボトルを切って広口漏斗をシーリング剤で接着しました。
玄そば受けも、プラボトルを切って両面テープで止めただけです。

手に入れた時の直径33pの石臼の状態、だいぶ痛んでいます。→ 鉢植えの水受けを加工して粉受けにしました。もう少し深いのが欲しい。 台に穴を開けてベアリングをはめ込みました
しっかりとモーターを取り付け。稼働するとVベルトは相当な力でひっぱりるので、念には念をいれても足りないくらい。 下臼にシャフトを通して、横棒を刺し込みます。シャフトは、数倍の長さのものを購入し、数十分かけてカッターで切断しました。根性あるのみ。 上臼にはシャフトの横棒を受ける溝を掘りました。動力を伝えるには、とりあえずこれで充分。
シャフトはスラストベアリングで受けます。シャフトの高さ調整も可能です。→ nissei製100v 200w単相モータ
50Hz/1430rpm 60Hz/1720rpm

今回は約六千円で手に入れましたが、正価で買ったら数万はするでしょう。
減速機部分 減速比1/200
と言うことは、この地域は60Hzですから8.6rpm

Vベルトは減速ではなく、1.6倍に増速させています。4インチと2.5インチのプーリー使用。
その結果約14rpm/min
そこそこ理想的な回転数です。
玄そば供給装置は、水道配管用のこんな部品を用意して→ 石臼に乗せます。そば供給量の調整はネジを回します。 一番上のこの部品に
下からボルトを止めて アルミを貼りました。このボルトが偏芯回転してホッパー出口の玄そばをかき混ぜて詰まりをなくし安定供給するはず。 ボルトはホッパー出口に収まります。
100均の刷毛を木片で挟んでボルトで止めて、 石臼に取り付けました。 下臼の穴に粉が入り込まないように。
そば粉排出口 300円で買ったシューズドライヤーを 配線し直してタイマーだけを利用。昭和レトロな筐体はそのまま使用
余った材で4カ所を補強。本来は完全な箱にした方が強度があがるのですが、そうするとメンテナンスが困難になります。 広口漏斗+プラボトルで作ったホッパーと、ボトルを切って両面テープで止めた玄そば受け Vベルトでモータとシャフトがつながります。Bタイプ 4インチ→2.5インチ
粉受けに198円のゴミ箱を置いて→ 試し碾きをしてみました。多少フクミが深いようです。 昭和レトロなタイマーをつけて
電動石臼ほぼ完成。 粉飛散防止のため、アクリルカバーを付けました。'06 10
'08 03 改造追加
石臼の合わせ目から真横に粉がはじけるため、粉がこぼれてもったいない。この際見栄えを捨てて、500φのたらいをつかうことにしました。尺一(33p)の石臼にはこれくらい直径が必要。これだとカバーできる高さも石臼の合わせ目より数p上となります。
心棒の穴と、粉を落とす穴をホールソーで開けました。たらいがでかいので穴も大きくします。この工作自体は非常に簡単きれいにできます。

このたらいの色がせめて、灰色とか黒だったらいいのに………
台にも同じ径の穴をあけ、水道管の部品を埋め込みます。
以前の穴があったので、穴を開けるのが一苦労。ホールソーはドリルの中心がないと穴が開けにくいのです。
径を太くしたため、横板に干渉しました。横板に穴を開けてこれを解消。

この曲がったパイプの先には、別のパイプを接続予定です。
大きめに開けた穴をシーリング材で埋めパイプを固定。これだけで結構強力に固定できます。前回ついていたパイプは、はずれなくて難儀しました。 下臼がたらいの中にすっぽりと入ってしまうため、下臼を持ち上がるひっかかりを作っておかないと大変なことになります…
ダイヤモンドカッターでギューンと、削ります。
'08 05 改造追加
使っていくと、丸棒での上臼駆動はやはり滑りが生じます。色々検討した結果、角パイプを埋めこむことにしました。
6p角パイプは、金のこでギコギコと、1センチ長さに切りました。石臼には、こんな感じで埋め込む予定。 丸棒と角パイプの関係は、こうなります。
ダイヤモンドカッターで、ここまでの仕事。あとは、手でこつこつと叩いて削ります。 角パイプは、叩いて埋め込み。

若干ゆがんで、良い感じにはまりこみました。
今後の課題はモーター廻りの強度アップ、ホッパーを木材で作る事。 木材は溝付きのパインの集成材を利用したので、寸法をとるのが楽でした。板をはめ込めば、棚ができます。ただ、強度が若干弱い。横幅をもう15センチほどとって横桟を入れると、強度を上げる事ができそう。



フクミの調整 上臼のフクミを約8mm→約6mmに調整します。
上臼の真ん中がへこんでいます。これがフクミ。 調整前,フクミは約8mmあります。 ダイヤモンドカッターで臼の縁側に筋を付け、更に両刃でたたいて削ります。
当たった所を叩いてはすりあわせを三回くらい繰り返して
1時間ほどの作業の後、フクミが約6mmになりました。 ←上の試し碾きの写真と比べると、フクミが減って乗っている鬼殻の量が減っているのがわかります。 よく使われた手碾きの石臼は、持ち手の反対の側の上臼がすり減るようです。この石臼もこの部分だけ肩が3mmほど下がっています。さいわいにもこの石臼は、上臼の高さが充分にあるので、今後調整の予定です。
フクミの調整をしたことでおまけとして、多少ゴロゴロいっていた臼が、シーーと言う静かな音に変身。

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