自家製粉
自家栽培のそば畑。寒暖の差が激しい高遠では甘みの強いそばが採れます。
●手刈りして、二週間ほど畑で天日乾燥します
乾燥が済んだら、ブルーシートの上で、こんな道具で叩いて実と茎をわけます。
●叩き終わったらこんな状態。これが蕎麦??
●目のおおきな篩にかけて、大きなゴミを取り除きます。いろんな虫がすごい。
●まだ、蕎麦の実はほとんど見えません。このあと、唐箕にかけて、実と葉を分けます。
●唐箕にかけたら、次は石抜き。振動で小さな石を取り除きます。三回ほどかけて完全を期します。
●精米機で、玄そばの埃と花芽を除きます。熱をかけないよう10kgを20分~30分かけて磨きます。
●埃もとれてピカピカになりました。殻付きのまま碾いて「玄」「田舎」のそば粉になります。
●一時間に1kgほどをゆっくりと石臼で碾いて粉にします。
●「玄」は30Meshで篩います
●玄そばからの歩留まりは60%。左側の殻の方が嵩はありますが、重量比で4割です。
●澱粉質主体の「玄」握ってもさらっとしてます。贅沢な粉です。
自作電動臼2号(低速変則大目)
寸胴と木材はカット済み
途中までは組み立てだけです
ほぼ形はできた
モータ軸が異径なので
高価な異径ジョイントを購入
角穴に合う金具を制作
上臼に金具を収めてみる
シャフトを削って合わせる
位置関係
三相200vモータ 固定
下臼の高さに金具をあわせます
ダイヤモンドカッタで溝切り
コツコツ削ります
上下臼ともに変則大目
単相→三相200v変換インバータ
結線して動作確認
細目と太目が交互
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角穴の摩耗防止の金具製作
電動ふるい制作
尺二の篩枠がなければ…新潟まで電話して入手。網は自分で張ります。
一辺が48㎝角の箱。尺二(36㎝)の篩をおさめるために、内寸で44.5㎝を確保。
●篩の固定は、当初は漬け物桶を予定。しかし、これだと粉受けが難しいので→
●ダイソーのに変更しました。ぴったり。400円
●外箱に当たらないように加工したタライを、ばねで仮止め。
●揺動は、200rpmに落としたギヤモータ。M6RA6G4L
●ギヤモータの200rpmは、ストロークとスピードのバランスが最適
●円柱の木材をこんな形に加工して→
●モータに固定。
●偏芯量は、ネジの位置を変えることで変更可能。針金は割れ止め。
●外箱にモータを仮止め。ステー2個←これはのちに∪字金具に変更
●コンデンサは防塵のためプラ箱に収納
●モータとの位置関係。引きバネは適正な長さに加工
●モータと篩受けを仮連結。篩のモータ側は円運動、対角線側はほぼ直線運動。
●木と金属では木の摩耗が激しくて駄目。折れ金具を使ってこんな風に変更。
●篩が二センチほどスライドできる幅を確保。手篩いで左手で叩くのと同じ効果
●尺2のふるいをのせる。モータ側以外の三方に支柱を立てました。
●粉受けは、篩い受けと同じ大きさの桶。
●10/10/27 ストロークを大きくしたため、円筒では偏芯軸の強度が足りず、円柱に変更
●篩い受け側のステーも強化。
●2010/11/29折れ金具をねじ込み式に。現在、円柱を横に利用した偏心の大きなものを使用
●粉受けの円形たらいを焼杉板で粉受け箱を変更。2011/may
●角を三角の木材で強化する。
●8mmロッドエンドに換装。写真のストローク20mm25mmとると強力です。 2011年12月
●プラスチック四点支持から、木の三点支持に変更。片減り防止、揺動安定化。11年12月
●枠を支える木の棒をゴムに変更。ヒキバネを弱いものに交換2011年12月
●モータの逆側だけ支持棒をヒキバネに。2011年12月
- ※2010/2/10完成 30メッシュで1.5kg~2kgをふるい終わるまでに約5分。
- ※2010/10/27篩自体と篩い受けの間に1センチほどの余裕を持たせ、ストロークごとに台と篩いがぶつかるように変更。
十割そばを碾いて打つ。
●殻を取り去った「丸抜き」は、粗碾き10割「ぬき」になります。この薄緑色がそのままそばの色になります。
●これを、伝来の臼で手びき
●かなざるでふるって、篩上をもう一回手びきします。
●そば粉一人前は約120g、加水60%弱で茹で前180gとなります。
●異物除去のための20メッシュ篩上も混ぜて打ちます。
●加水、水回しして、ドウになりました。
●軽く上下にのして長円型に。
●「ひっぱらないで」「押すように」のす。
●反対側ものし上げます。四つ出しは粗挽きには負担が大きいのでしません。
●つぶつぶが見えます。
●三枚タタミの二枚折り
●やや太めに切ります
●一人前ずつ紙にのせます。斜めに乗せることで、そばを曲げないで保持できます
●茹であげるまではできるだけ動かさないように保存。
●茹でると麺線から「つぶ」が飛び出てきます。